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LINEクリエイターズスタンプが始まった5月8日から9月末までに販売されたクリエイターズスタンプの中から2014年を象徴するLINEスタンプを決める「LINE CREATORS STAMP AWORD 2014」が11月26日渋谷ヒカリエにて開催された。ゲスト審査員として、みうらじゅん、小島瑠璃子、ヒャダインらが登壇。LINEオリジナルキャラクターであるブラウンとコニーも駆けつけ会場は大いに盛り上がった。
 

「LINE CREATORS STAMP AWORD 2014」では30,000を超えるスタンプの中からユーザーからの一般投票および審査委員会での審査を経て勝ち抜いた3名のグランプリ・準グランプリ受賞者が発表された。

グランプリ
『アメリカンポップ関西弁』

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見事グランプリに輝いたのは小嶋わにさんの「アメリカンポップ関西弁」。スタンプ作成時にはクリエイター経験はなく、LINEスタンプを通してイラストの仕事が来るようになったそう。現在はイラストレーターとして活躍中。LINE代表取締役社長・森川亮氏は、「様々なシチュエーションに合わせたスタンプが用意されていて表情も細かく作られている。アメリカンポップなデザインで関西弁を使うというところのギャップがいい。てっきり男性で関西出身の方が作っているのかとおもった。」と絶賛。グランプリの小嶋わにさんには副賞としてアニメーションスタンプを販売する権利が進呈された。アニメーションスタンプは、LINEから公式認定を受けなければ作ることが出来ず、わにさんは「実際に私に作れるか不安もありますが、作れたら楽しいなぁとおもっていたので頑張ってみたいと思います。」とコメント。
 

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準グランプリ
『既読虫』

ビジュアル系バンド「jealｋb」のステッカーイラストなどを手掛けているロシヒさんの「既読虫」が準グランプリに。インパクトのあるイラストで実際多くのユーザーに使われているスタンプ。
ヒャダイン氏は「既読スルーは相手に指摘しにくいのでそんなときに使い勝手がいい。このちょっと腹立つ顔もいい。相手が嫌な気持ちになってもこのスタンプに罪をなすりつけられる」とコメント。
 

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準グランプリ
『カナヘイのピスケ&うさぎ』

すでに漫画家や、イラストレーターとして活躍しているカナヘイさんのとっても可愛いスタンプが準グランプリに選ばれた。
みうらじゅんは「かわいいだけじゃなくてちょっと懐かしい感じがあってみなさんに愛されるんだろうなと思った。」とコメント。
 

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ゲスト審査員特別賞
みうらじゅん賞『怪人スタンプ』

みうらじゅん賞を受賞したのは市川友章さんの「怪人スタンプ」。様々な謎の怪人たちが描かれたなんともシュールなスタンプ。怪人スタンプを選んだみうらじゅん氏は「これは使えないなって思った。使えないものってもしかしたら100年後につかえるかもしれない。今後人気がでる可能性を秘めたスタンプじゃないか」と100年後を見据えたコメントを送った。
 

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ゲスト審査員特別賞
小島瑠璃子賞『はなのあなふくらんじゃう』

手書き感が特徴的な毒舌スタンプnaaaluさんの「はなのあなふくらんじゃう」が小島瑠璃子賞を受賞。
小島瑠璃子氏は「絵がへたうまで、文字の手を抜いた感が好き！コメントが辛口だから腹を割った会話ができる」と選んだポイントを述べた。
 

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ゲスト審査員特別賞
ヒャダイン賞『送っていいとも友！石井君の友達編』

ヒャダイン賞を受賞したのは、被り物が特徴的なW氏漫太郎さんの「送っていいとも友！石井君の友達編」。やはりりこちらもシュールなイラストのスタンプ。「使い勝手が非常に悪いけど、使いたくなる! クリエイターズスタンプは公式スタンプにはない使える場面が限定されているようなスキマの部分を表現できるのがいい。」とヒャダイン氏はこのLINEスタンプを大いに気に入っていた様子。
 

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審査委員会特別賞
芸能賞『日本エレキテル連合』

「ダメよ～ダメダメ」のフレーズで一躍人気となった日本エレキテル連合のスタンプ。クリエイターズスタンプとして反響のあったスタンプとして特別賞を受賞。日本エレキテル連合が登場すると、みうらじゅん氏は「2年前にオリエンタル工業でラブドールを買ったんですけどこんなによく稼働しないですよ～」と朱美ちゃんの動きに感心した。自分たちのスタンプが『芸能賞』を獲得したことに対し日本エレキテル連合は「最初は軽い気持ちでスタンプを作ってもらっちゃったんだけどまさかこんなことになるなんて・・・」と戸惑いを隠せない様子だった。
 

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審査委員会特別賞
話題賞『いか』

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作った当時は6歳だったクリエイターのはなかちゃんが”とうちゃん”と作ったという「いか」のLINEスタンプが『話題賞』を受賞。”はなかちゃんが今の気持ちを聞かれると「うれしいです！」と元気に答えた。次回作は”海の生き物”のスタンプを作る予定とのこと。
 

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LINEスタンプの裏話

​授賞式が終わりゲスト審査員とスタンプクリエイターのトークセッションが行われ、ここではスタンプの選別方法などの裏話が聞くことができた。担当者は「LINEを審査するときは基本的にデザインなどに”良い・悪い”という個人的な観点の選別方法は行わない様にしている。基準をきちんと満たしていれば審査は通る」とのこと。ちなみにう○こは審査に通らないようだ。「今は承認に3～4か月かかってしまって申し訳ない。こんなにたくさんのスタンプの申請があるとおもわず、審査スタッフが足りない状態。来年頭くらいには、数週間で審査が通るように環境を整えていく。」と述べた。

公式スタンプでは表現できない、様々なスタンプを購入することができるLINEクリエイターズスタンプ。スタンプを”文化”にしていきたいというLINE代表取締役社長・森川亮氏の願いどおり、今後も大いに盛り上がりを見せてくれるだろう。絵が上手くても下手でも、プロでもアマチュアでも、誰にでも一攫千金を狙えるチャンスのあるクリエイターズスタンプの今後に注目だ。